例えば蝉の殻
例えば蝉の殻。
都会の人は、「最近蝉の殻見ないね」と言う。
だけど、蝉は毎年鳴いている。
蝉の殻は、公園などには間違いなくある。
鉄やプラスチックなんかを素材としたモノ以外の木の枝や葉っぱに、蝉は成長の跡を残している。
蝉の殻を見ない人は、蝉の殻が有りそうなところを見ていないだけだ。
蝉の殻がどんなところにありそうか、想像していないだけだ。
けれど、逆に言えば、
蝉は都会では公園でこそ
集中して見つかるのだ。
そこら中に殻から出て孵化する場所があれば
こんなに殻が見つかる事も無い。
一方向から見ないで
色んな角度から見る事が大切。
どんな発言にもその信憑性は、
受け取り手が普段から、
物事を理解するアンテナを張り巡らしていれば探り当てられる。
必ず、何事にも原因はあります。
都会の人は、「最近蝉の殻見ないね」と言う。
だけど、蝉は毎年鳴いている。
蝉の殻は、公園などには間違いなくある。
鉄やプラスチックなんかを素材としたモノ以外の木の枝や葉っぱに、蝉は成長の跡を残している。
蝉の殻を見ない人は、蝉の殻が有りそうなところを見ていないだけだ。
蝉の殻がどんなところにありそうか、想像していないだけだ。
けれど、逆に言えば、
蝉は都会では公園でこそ
集中して見つかるのだ。
そこら中に殻から出て孵化する場所があれば
こんなに殻が見つかる事も無い。
一方向から見ないで
色んな角度から見る事が大切。
どんな発言にもその信憑性は、
受け取り手が普段から、
物事を理解するアンテナを張り巡らしていれば探り当てられる。
必ず、何事にも原因はあります。
たけのこ
シャキシャキした食感が好きで
いつまでも食べてしまう筍
食べ過ぎるとジンマシンが出てしまった
それでも美味しい思い出のタケノコ
いつまでも食べてしまう筍
食べ過ぎるとジンマシンが出てしまった
それでも美味しい思い出のタケノコ
ローカル線
ガランとした2両のローカル線
昔、子供の頃は
端っこに座りたかったものだ
でも今は
真ん中を広々と座るのがいい
支えが要らなくなったのは
それも
自分の成長の証かもしれない
昔、子供の頃は
端っこに座りたかったものだ
でも今は
真ん中を広々と座るのがいい
支えが要らなくなったのは
それも
自分の成長の証かもしれない
啓蟄
それは閑静な住宅街の夜
小川も沼もほど遠いアスファルトの道の上
冷たい雨がそぼ降る中を
四つん這いの何かが横切ります
土から出て来てまだ辿々しいその動き
どうして道路を目指して来たのでしょう
もしかしたら
草の生えないその平面を
川と勘違いして来たのでしょうか
雨に濡れた表面は
たしかに水面を彷彿させる暗さでした
小川も沼もほど遠いアスファルトの道の上
冷たい雨がそぼ降る中を
四つん這いの何かが横切ります
土から出て来てまだ辿々しいその動き
どうして道路を目指して来たのでしょう
もしかしたら
草の生えないその平面を
川と勘違いして来たのでしょうか
雨に濡れた表面は
たしかに水面を彷彿させる暗さでした
ちやほや
子供用お化粧セットに
プラスチックの化粧水容器
化粧水を入れてくれた美人の叔母
初めての女孫は
とかくちやほやされる
プラスチックの化粧水容器
化粧水を入れてくれた美人の叔母
初めての女孫は
とかくちやほやされる
氷
スパルタ式
従姉妹と市民プールに行った時のこと
無理に深いプールにつれてこられて半泣き
でも、普段行かないドムドムバーガーは
彼女の愛情と受け止め一件落着
無理に深いプールにつれてこられて半泣き
でも、普段行かないドムドムバーガーは
彼女の愛情と受け止め一件落着
しんまい、しゅうまい
新米だからね
と、免許取り立ての叔母が
私を助手席に乗せて安全運転
シュウマイ、シュウマイと
呑気な子供の私
と、免許取り立ての叔母が
私を助手席に乗せて安全運転
シュウマイ、シュウマイと
呑気な子供の私
ほぐれる
寒い寒いとかじかむ足先を
炭の匂いがあがる堀炬燵に投入
ほっこり寒さが和らぐ感覚は
電気では味わえない
だから焼き鳥は炭火焼きが美味しい
炭の匂いがあがる堀炬燵に投入
ほっこり寒さが和らぐ感覚は
電気では味わえない
だから焼き鳥は炭火焼きが美味しい
地元と田舎
変わらないもの
食卓塩、キッコーマン醤油、マコーミックドレッシングの瓶
地元で見ないもの
天井から下がる蠅とりテープ
変わるはずがないと信じているもの
カルピス、バーモントカレー
関東と信越だからこんなもんです
食卓塩、キッコーマン醤油、マコーミックドレッシングの瓶
地元で見ないもの
天井から下がる蠅とりテープ
変わるはずがないと信じているもの
カルピス、バーモントカレー
関東と信越だからこんなもんです
そうか
穏やかでいこう
水芭蕉
有名な自生地は混んでるから通り過ごして
ここはどうかと入った横道の先に
花咲く沼がありました
そんな所で運を使い果たした
青春の思い出
ここはどうかと入った横道の先に
花咲く沼がありました
そんな所で運を使い果たした
青春の思い出
春の野草
それは都会の貧しいウチが食べるんだ
と、すっかりこちらの人間になった叔母が笑う
でもおばちゃん、
都会じゃこんな立派に育った土筆やノビロ
お目にかかれないんだよ
と、すっかりこちらの人間になった叔母が笑う
でもおばちゃん、
都会じゃこんな立派に育った土筆やノビロ
お目にかかれないんだよ
雪の重み
乾いたススキに雪が降り
雪が溶けると
ススキは倒れていて
茂みが消えた丘はスッキリ
茶色い絨毯に緑の芽が萌える光景を
心待ちにする
雪が溶けると
ススキは倒れていて
茂みが消えた丘はスッキリ
茶色い絨毯に緑の芽が萌える光景を
心待ちにする
祖母の格言
新幹線予定
群馬から長野県に入って
北上し、帰りは諏訪湖に寄って
また東へ
途中いくつもの新幹線線路予定の
橋桁を見ました
田舎風景が侵食されているようで
痛々しく感じます
北上し、帰りは諏訪湖に寄って
また東へ
途中いくつもの新幹線線路予定の
橋桁を見ました
田舎風景が侵食されているようで
痛々しく感じます